米Microsoftは2013年6月5日、台湾・台北で開催中の「COMPUTEX TAIPEI 2013」で「Computex Microsoft Forum」を開催、小型のWindowsタブレットにOfficeを同梱すること、Windows 8.1においてポートレイト(縦位置)の使い勝手を改善すること、Windows RT向けにOutlook RTを提供すること、「Bay Trail-T」や「Snapdragon 800」など最新のプロセッサに対応することなどを発表した。

小型Windows 8タブレットにOfficeを同梱

写真1●米MicrosoftのTami Reller氏
写真1●米MicrosoftのTami Reller氏
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 MicrosoftでWindows部門のCFO兼CMOを務めるTami Reller氏(写真1)は、Windows 8とデバイスの関係を振り返り、「Windows 8がタッチ操作にフォーカスしたことで、様々なフォームファクターのデバイスが実現可能になった」と述べ、x86プロセッサで長らくパートナー関係にあった米Intelと米AMDだけでなく、米Qualcommや米NVIDIAといったARM系プロセッサベンダーがWindowsエコシステムに参加したことを歓迎した。

 その最新の成果として、6月4日に米Intelが基調講演で発表した、"2-in-1"フォームファクターを挙げ、多様なデバイスの登場によりユーザーにとっても選択肢がますます広がるというメリットを挙げた(関連記事)。

 デバイスの多様化について、2012年10月のWindows 8発売時点では1000種類だった端末デザインが、7カ月後に2000種類を突破、今回のCOMPUTEX後には3200種類を超えることを見込んでいるという。また、Windows 8の発売時点からタッチ対応デバイスは6倍に増えており、Windows 8の魅力を引き出せる端末が増加していることを強調した。