米Wall Street Journal米Computerworldなどの海外メディアは現地時間2013年6月5日、米MicrosoftがWindows 8のOEMライセンス価格を引き下げたと報じた。

 報道によるとMicrosoftは同OSの販売強化策の一環として、画面サイズが7~10.1インチのタブレット型機器向けのOEM価格を大幅に引き下げた。同社OEM部門幹部のNick Parker氏が台湾で開催中の「COMPUTEX TAIPEI 2013」の会場で値下げについて認め、一部のメーカーに対して今年4月から実施していると述べたという。Parker氏は値下げについて詳細を明らかにしていないが、Wall Street Journalは事情に詳しい関係者の話として、「(Microsoftは)Windowsに加え「Office」のOEM価格も3分の2程度となる約100ドル引き下げた」と伝えている。

 Windows 8のOEMライセンス価格の引き下げについては今年3月にWall Street Journalや台湾のIT業界新聞DIGITIMESが報じていたが、この6月3日に台湾Acerが、379ドルからと低価格の8インチ型Windows 8タブレット「ICONIA W3」を発表したとを考えると情報は正しかったようだとComputerworldは報じている(関連記事:[COMPUTEX 2013]Acerが世界初の8インチWindows 8タブレットを発表)。

 このほかComputerworldは、MicrosoftのWindows担当最高マーケティング責任者(CMO)兼最高財務責任者(CFO)のTami Reller氏が、Windows RTでデスクトップ版のOutlook「Outlook 2013 RT」を提供することや、Windows 8に「Office Home and Student 2013」をバンドルすることも明らかにしたと伝えている。