台湾GIGABYTE TECHNOLOGYは2013年6月4日、台湾で開催中の「COMPUTEX TAIPEI 2013」で(写真1)、米Intelの第4世代Coreプロセッサを搭載するUltrabookを含むノートPCを多数展示した。
「U21M」(写真2)は、11.6型のコンバーチブル型のUltrabook。ディスプレイは付け根のヒンジを中心に水平方向に回転させることが可能(写真3)。180度に開いたり、タブレットにも変形したりもできる。
CPUとして第4世代Coreプロセッサを搭載。グラフィックスはIntel HD Graphics 4000。デュアルストレージにより、mSATAのSSDと2.5インチのHDDを両方搭載できる。SIMカードスロットを搭載し、オプションでWWANに対応する。アナログRGB、有線LAN、ケンジントンロック、USB 3.0×2、USB2.0×2と拡張性に優れる。重さは1.49kg。
「U24T」(写真4)は、GeForce GT750Mを搭載したパフォーマンス志向の14型Ultrabook。画面解像度は1366×768ドット、第4世代のCoreプロセッサを搭載する。構成は地域によって異なるが、最大16GBのメモリーを搭載可能でデュアルSSDもサポートする。
グラフィックスはIntel HD Graphics 4400に加え、米NVIDIAのGeForce GT 750Mを搭載。厚さは20~22.5mmで、「GT750Mを搭載するUltrabookとしては世界で最も薄い」(ブース担当者)とアピールした。重量は1.75kg。タッチに対応しないノートPC「U24F」(写真5)もラインアップする。
発売は地域によって異なるが、7月または8月の予定。日本、韓国、北米など世界の主要なマーケットに展開する。日本への展開においてはドスパラを通した販売になるという。
Ultrabookはタッチ対応が必須に
なお、U24TはUltrabookであるのに対し、ほぼ同スペック、同デザインのU24FはUltrabookではない。この点についてブース担当者に確認したところ、「Intelの方針変更により、タッチに非対応のノートPCをUltrabookと呼ぶことはできなくなった」ことを明らかにした。
以前からIntelは次世代のUltrabookにおいてタッチ対応を必須要件にすることを明らかにしている。詳しくは6月4日開催される米Intelのプレスカンファレンス等で発表されるとみられる。