科学技術振興機構(JST)は2013年6月3日、同機構のWebサイトが改ざんされ、アクセスした閲覧者のパソコンが、ウイルスによる感染や不正プログラムの侵入などの被害を受けているおそれがあると発表した。

 改ざんされたのは、同機構研究開発戦略センターおよびデイリーウォッチャーの以下のWebページ。

http://crds.jst.go.jp/5th/
http://crds.jst.go.jp/about_sympo/
http://crds.jst.go.jp/access/
http://crds.jst.go.jp/GIES/
http://crds.jst.go.jp/daily/

 改ざんされていた期間は、2013年5月25日ごろから5月27日午前10時ごろまでと、2013年6月1日ごろから6月3日午前11時55分までとしている。

 同機構では、2013年5月27日にデイリーウォッチャーホームページ(http://crds.jst.go.jp/daily/)へアクセスしたところ、改ざん検知サイトから警告があり、デイリーウォッチャーホームページを削除するとともに、サーバーへのアクセス制限を行った。

 6月3日午前9時35分に、デイリーウォッチャーホームページ以外のページも改ざんされているという情報を入手し、問題のあったサーバーを確認、6月3日午前11時55分に研究開発戦略センターホームページを閉鎖した。

 同機構では「改ざんされたWebページを閲覧した場合、意図しないサイトのファイルをダウンロードした可能性がある。ウイルス駆除ソフトを最新の状態にし、感染確認・駆除を行ってほしい」と呼びかけている。

[発表資料]