写真●公式アプリケーションの画面例
写真●公式アプリケーションの画面例
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 米Appleは、6月10日に開幕する世界開発者会議「Worldwide Developers Conference(WWDC)」の公式アプリケーションを、現地時間2013年6月3日に公開した(写真)。同社のiOS向けアプリケーション配信/販売サービス「App Store」から、無償でダウンロードできる。

 公式WWDCアプリケーションは、「iOS 6.1」以降を搭載した「iPhone」「iPod touch」「iPad」で利用可能。サポート言語は英語のみ。

 WWDCは米サンフランシスコの「Moscone West」で6月10日から14日まで開催される。公式アプリケーションでは、セッションやスペシャルイベントのスケジュール、場所、概要を確認したり、セッションのビデオを視聴したりできる。直接会場に行けない開発者も、ビデオを通じてセッションを体験できるのに加えて、最新ニュースや重要な通知を受け取れるほか、会場周辺の地図の確認も可能。また、出席者情報をデジタルチケット機能「Passbook」に追加すれば、会場での登録手続きがよりスムーズに行える。

 Appleは、WWDCで次期モバイルプラットフォーム「iOS 7」の詳細を発表すると見られている。iOS 7はユーザーインタフェース(UI)を大幅に変更し、これまでの「Skeuomorphic」と呼ばれるデザインから、白と黒を基調にした平面的なイメージになるとの情報が、先月伝えられた(関連記事:Apple「iOS 7」の新UIは「ブラック、ホワイト、フラット」---米メディアの報道)。

 一部の米メディア(TNW)は、WWDC公式アプリケーションのアイコンやボタンなどのUIエレメントが、立体的なシャドウや光沢感を取り除いたよりフラットな印象になっていることを指摘している。