米AllThingsD米New York Times米Bloombergなどの海外メディアは現地時間2013年6月3日に、米MicrosoftのSteve Ballmer最高経営責任者(CEO)が同社経営幹部の役職再編を計画していると伝えた。

 Ballmer CEOが昨年10月に株主に宛てた書簡で明らかにした「デバイスとサービス」に集中する戦略を反映するもので、同氏は事業部門の削減と現幹部の役割拡大を狙っているという。

 対象となる幹部は、サーバー・ツールビジネス担当プレジデントのSatya Nadella氏、インタラクティブエンターテインメントビジネス担当プレジデントのDon Mattrick氏、オンラインサービス担当プレジデントのQi Lu氏、Skype担当プレジデントのTony Bates氏。また昨年11月に企業開発・戦略部門のトップに就いたAndrew(Andy)Lees氏は、今後数カ月後にMicrosoftを去る可能性があるという。

 Microsoftはこれまでも何度か事業部門を再編してきたが、今回の計画は2008年にKevin Johnson氏が退社し、その後Windowsとオンラインサービス部門を分離して以来の規模になるとNew York Timesは伝えている(関連記事)。

 Bloombergによると、現在検討されている新たな事業部門は「エンタープライズ・ビジネス」「ハードウエア」「アプリケーションおよびサービス」「OS」の4つという。