写真1●NSW-MDMの利用画面(メニュー)
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写真2●NSW-MDMの利用画面(資産管理画面)
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 SIベンダーの日本システムウエア(NSW)は2013年6月3日、iPhone/iPad専用のMDM(モバイルデバイス管理)ソフト「NSW-MDM」のラインアップを拡充し、従来のオンプレミス版に加えて、新たにSaaS版を追加した(写真1写真2)。SaaS版は三つのプランで構成され、端末50台までなら基本機能を無償で利用できる。MDMサービスを広めることで、アプリケーションの受託開発を拡大する考え。

 NSW-MDMはiPhone/iPad向けのMDMソフトで、主要な機能を一通り備えている。基本機能として、端末のインベントリー情報の収集/一元管理、リモートワイプ/ロック、パスワード初期化、カメラや画面キャプチャーなどの機能制限、利用可能なアプリケーションの制限、ネットワーク設定やメール設定などシステム項目の一括設定ができる。さらに、上位機能として、自社開発アプリケーションの配布ができる。

 NSW-MDMはまず、2013年1月にオンプレミス版として提供を開始した(価格は個別対応で、Windows Server/SQL Server環境で動作する)。今回、NSW-MDMのユーザー層をより広げるためにSaaS版を用意し、さらに導入規模や提供機能に応じて無償プランを含む三つのプランに細分化した。

 SaaS版の価格(税別)は、以下の通り。(1)「ライトプラン」は端末50台まで無償で利用できるが、機能は基本機能に限る(アプリケーションの配布はできない)。(2)「ベーシックプラン」は、年額12万円で端末は100台まで、101台目以降の端末への追加料金は1台当たり年額2400円。基本機能に限って利用できる。(3)「スタンダードプラン」は、年額15万円で端末は100台まで、端末追加料金は1台当たり年額3000円。基本機能に加えて上位機能が利用できる。

■変更履歴
オンプレミス版の提供開始時期を2010年1月としていましたが、2013年1月の誤りです。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。[2013/06/04 13:55]