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 米Googleは現地時間2013年5月30日、南アフリカにおける太陽光発電プロジェクトに1200万ドルを投資すると発表した。同社は数年来、積極的に再生可能エネルギー推進に取り組んでいるが、アフリカでの投資はこれが初めてとなる。

 Googleが投資するのは、米SolarReserveと、南アフリカのIntikon EnergyおよびKensani Groupが南アフリカ北ケープ州で進めている太陽光発電所建設プロジェクト「Jasper Power Project」。発電能力は96メガワット(MW)で、完成すればアフリカ大陸で最大級の太陽光発電施設となり、3万世帯に電力を供給することが可能という。

 Googleは「再生可能エネルギーの豊富な資源と協力的な政策から、南アフリカは魅力的な投資先だと判断した」と説明している。

 南アフリカは2008年に深刻なエネルギー不足に陥り、停電がたびたび発生し、経済成長が鈍化した。それ以降、政府は風力や太陽光など新たな電力源の確保に取り組んでおり、2030年には18ギガワットの再生可能エネルギー容量を目指している。

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