省スペース化した「MP C6003」。連続コピー速度は60枚
省スペース化した「MP C6003」。連続コピー速度は60枚
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10.1インチの「MultiLink-Panel」を搭載するモデルもある
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 リコーは2013年5月30日、フルカラー複合機の新製品として「MP C6003」シリーズなど、5シリーズ19モデルを発表した。6月5日から順次発売する。目標販売台数は月1万台。

 新たに発売するフルカラー複合機は、MP C6003(連続コピー速度60枚/分)、同C5503(55枚/分)、同C4503(45枚/分)、同C3503(35枚/分)、同C3003(30枚/分)の計5シリーズ19モデル。いずれの機種も、設置面積は幅587mm×奥行き685mm。連続コピー速度が60枚の前モデルと比較すると、設置面積を約37%小さくした。

 プリンターの動作が始まってから1枚目の用紙が排出されるまでの時間は、C6003とC5503の場合、モノクロで3.1秒、カラーで4.5秒。

 フリックやドラッグなどの操作に対応した10.1型フルカラータッチパネル「MultiLink-Panel」を搭載したモデルを用意。メニューなどを工夫しているため、コピーやスキャン、ファクスなどの操作を簡単に行えるとしている。専用アプリの「JobMagic」を追加すれば、MultiLink-Panel経由で、勤怠管理や交通費の精算、名刺管理なども行える。

 リコーは、複合機と連携する大容量のストレージ機器「e-Sharing Box タイプ M3」も同時発売する。容量は2TB.RAID1に対応する。これを使えば、スキャンした文書や受信したファクス文書、パソコンで作成した文書などを保存・共有できる。価格はオープンで、実勢価格は約20万円。

 さらに、同社が提供する「クラウドリレーサービス CX」と連携させれば、外出先からでもスマートフォンやタブレットを使って、e-Sharing Boxに保存されている文書にアクセスできる。e-Sharing Boxの保守およびクラウドリレーサービス(10デバイス)の利用料金は月額4200円。

 MP C6003シリーズは244万~268万円、MP C5503シリーズは196万~241万円、MP C4503シリーズは171万~216万円、MP C3503シリーズは147万~192万円、MP C3003は125万~170万円。

■変更履歴
記事公開時、製品とサービスの価格に誤りがありました。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。[2013/5/30 17:56]