米Amazon.comは現地時間2013年5月29日、Amazonアカウントを使って異なるさまざまなサービスにログインできる機能「Login with Amazon」の提供を開始したと発表した。

 Amazonユーザーは、モバイルアプリケーションやゲーム、Webサイトを利用するために新規アカウントを登録することなく、Amazonアカウントでログインできる。これにより、複数の個別パスワードを覚える必要がなくなる。

 一方、開発者はユーザーに新規登録の手間をかけさせることなく、ユーザーからの積極的なアクセスややりとりを高められるとしている。

 Amazon.com傘下のアパレル小売りサイト「Zappos」とディスカウントサイト「Woot」がLogin with Amazonを先行導入し、ユーザーは大きな関心を示しているという。Zapposでは新規ユーザーの40%がAmazonアカウントを用いたサインインを選択している。

 Login with Amazonはオープンな認証プロトコル「OAuth 2.0」をベースにしており、開発者やWebサイト運営者に無償で提供する。サンプルコードや、AndroidおよびiOSアプリケーション向けソフトウエア開発キット(SDK)も用意しており、詳細については開発者向けサイトで確認できる。

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