KDDIは2013年5月30日、同29日に発生したLTEデータ通信サービスの通信障害が29日午後11時13分に復旧したと発表した。通信障害は29日午前5時20分に発生し、約18時間に及ぶものだった(関連記事:KDDIのLTEデータ通信、29日早朝から関東一部地域で利用不能に)。対象地域は東京都、神奈川県、山梨県の一部で、最大約56万のユーザーが通信障害の影響を受けた。

 通信障害の原因について、KDDIは「LTE基地局制御装置の故障」としているが、具体的な故障内容や原因は現在調査中としている。制御装置のうち、具体的にどの装置が故障したのかは現時点で公表していない。

 KDDIのLTEデータ通信サービスでは、2012年末から2013年の年明けにかけて最大約180万人、4月に最大59万人の利用者に影響を及ぼす大規模トラブルが発生している。

■変更履歴
当初掲載時に無線ネットワーク制御装置(RNC)など第3世代移動通信方式に基づく記述があったため、LTEに基づく記述に変更いたしました。本文は修正済みです。 [2013/05/30 12:40]