米Googleは現地時間2013年5月29日、Webメールサービス「Gmail」の強化について明らかにした。受信トレイのデザインを変更し、受信メッセージをより管理しやすくする。
受信トレイにカテゴリー別のタブを新たに設け、受信したメッセージを振り分ける。タブは「Primary」「Social」「Promotions」「Updates」など5つ用意し、「Google+」などソーシャルサービス関連のメッセージはSocialタブに、マーケティングや特典情報などはPromotionsに、注文確認や請求書などはUpdatesといった具合に分類する(写真1)。
ドラッグ&ドロップ操作でメッセージを別のタブに移動することも可能。特定の送信者からのメッセージを表示するタブを指定したり、スター付きメッセージをPrimaryに表示するよう設定したりできる。
新デザインが好みに合わなければ、すべてのタブを非表示することで以前のデザインに戻せる。また、従来どおり設定メニューで別の受信トレイの種類を選ぶことができる。
AndroidおよびiOS向けモバイルアプリケーションでは、アプリケーションを開いたときにはPrimaryタブが表示され、手軽に他のタブにも表示を切り替えられる(写真2、写真3)。
新デザインの受信トレイは、数週間かけてデスクトップ版、Android版、iOS版で利用可能にする。デスクトップ版の設定メニューに「Configure Inbox」項目が表示されていれば、それを有効にすることですぐに新デザインを試すことができる。
なお米メディアの報道(ZDNet)によると、当初はユーザー自身が新規にタブを作成する機能は提供しない。
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