写真1●ビズリーチ代表取締役の南壮一郎氏
写真1●ビズリーチ代表取締役の南壮一郎氏
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写真2●5月28日にDeNAが開催したミートアップイベント(写真提供:ビズリーチ)
写真2●5月28日にDeNAが開催したミートアップイベント(写真提供:ビズリーチ)
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 ビズリーチは2013年5月29日、IT・Web系エンジニアのコラボレーションツール「codebreak;(コードブレイク)」を発表した。これまでは、一部のユーザー向けに限定公開されていたが、同日から一般公開され利用できるようになった。

 codebreak;は、ITやWebエンジニアのためのツール群である。具体的には、エンジニアがスキル登録することで容量無制限・無料で使えるリポジトリサービス「gitBREAK(ギットブレイク)」、企業側による招待制イベントの開催支援サービス「cafeTERIA(カフェテリア)」、同程度のスキルを持つ人の年収が分かる「viewPORT(ビューポート)」、スキルに合った求人案件が分かる「jobBOARD(ジョブボード)」で構成される。

 ビズリーチ代表取締役の南壮一郎氏は、同サービスの開発背景として「スキルを持つエンジニアの評価を上げたい、世界市場で活躍してもらいたいと考えた」と説明した(写真1)。同サービスを通じて、エンジニア間の情報交換を活性化し、活躍できる場への人材の流動化を促したいというのだ。

 発表会の前日には、DeNAがcafeTERIAを活用した招待制イベントを開催した(写真2)。同サービスに登録したスキルなどを基に、DeNAがエンジニア30人程度を招待。DeNAの音楽サービス「Groovy」に使われたソーシャルゲーム開発手法を解説した後、DeNA社員との懇親会を催した。技術情報交換を目的とした勉強会とは違って、個人のキャリアパスや主催者側の社風なども話題に上ったという。今後、cafeTERIA活用の招待制イベントについては、ミクシィとクックパッドが予定している。

 codebreak;は、2014年5月末に20万人、2016年5月末に100万人の登録が目標。2014年に英語版でのサービス提供を予定し、グローバル展開を目指す。