写真1●Surface Proの本体
写真1●Surface Proの本体
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●Surface Proの価格とスペック
写真2●Surface Proの価格とスペック
[画像のクリックで拡大表示]
写真3●日本マイクロソフト代表執行役社長の樋口泰行氏
写真3●日本マイクロソフト代表執行役社長の樋口泰行氏
[画像のクリックで拡大表示]
写真4●日本マイクロソフトの横井伸好氏
写真4●日本マイクロソフトの横井伸好氏
[画像のクリックで拡大表示]

 日本マイクロソフトは2013年5月29日、都内で発表会を開催し、独自のタブレットPC「Surface Pro」を国内で販売することを発表した(写真1)。発売日は6月7日。価格は128Gバイト版が9万9800円、256Gバイト版が11万9800円で、いずれもOffice Home and Business 2013を搭載する。日本市場に最適化した独自構成となる。

 Surface Proは、2012年6月に発表された米Microsoftの独自タブレット「Surface」シリーズとして2機種目となる。Windows RTとARMプロセッサを採用した「Surface RT」とは異なり、Windows 8 ProとCoreプロセッサを搭載するx86アーキテクチャのPC。米国・カナダで2013年2月9日に発売された後、4月23日には新たに24の国や地域への展開が発表されていたが、日本での発売予定は未定のままだった(関連記事:Microsoft、「Surface Pro」を新たに24カ国で発売、日本については言及せず)。

 マグネシウム合金「VaporMg」によるボディ、キックスタンドといった本体構造はSurface RTと共通となる。Surface Proではディスプレイの画面解像度がフルHD(1920×1080ドット)となり、新たにペン入力にも対応する(写真2)。

 Surface Proの国内発売にあたって日本マイクロソフト代表執行役社長の樋口泰行氏(写真3)は、Surface RT発売後のTwitter上での反応を分析。その結果、Surfaceは競合する人気タブレットに比べてポジティブな内容のツイートが多く、購入意向も高いことが判明したという。その要因として樋口氏は、Officeを標準搭載していること、2種類のキーボードが高評価を得ていることの2点を挙げた。また、4月26日にタッチカバーの新色「マゼンタピンク」発売後は、20~30代の女性からの注目も高まっているという。

 日本版Surface Proの詳細について、日本マイクロソフト 執行役 コンシューマー&パートナーグループ リテールビジネス統括本部長 兼 コミュニケーションズパートナー統括本部長の横井伸好氏(写真4)は、日本独自の要素として「Office標準搭載」と「世界初の256Gバイトモデル」の2点を挙げた。

 Microsoft Officeについて、日本版Surface Proでは「Office Home and Business 2013」をプリインストールし、日本のコンシューマーPC市場で一般的な構成とした。Surface RTと異なり、デスクトップ版のOutlookも使用できる。横井氏自身も既にメインPCとして仕事に活用しているという。