東京都が東京都環境公社と連携して進めている「屋根ぢから」ソーラープロジェクトは2013年5月28日、「屋根ぢから」推奨プランを選定した。

 同推奨プランに選定されると、連携する金融機関(ジャックス)の低利ローン(実質年率1.95%)を活用した商品を提供できるようになる。住宅用太陽光発電の新たな普及策として、東京都らは4月11日~5月7日に、プランを公募していた。

 選定プランには、例えばケーブルテレビ業界の取り組みであるイッツ・コミュニケーションズ(イッツコム)が提供する太陽光発電販売プランが採用された。イッツコムでは、ケーブルテレビ・サービスを導入する集合住宅を中心に太陽光発電システムの販売を2013年1月に開始している。

 イッツコムによると、同ソーラープロジェクトにおいて太陽光発電取扱店の適正な販売価格およびアフターケア(一定の要件を満たす発電量モニタリングや保証)などの要件が評価されて、推奨プランに選定されたという。

 また、推奨プランの選定要件であるアフターケアの一部として、太陽光発電システムの稼働状況(発電量、売電量など)や、家庭の電力の消費状況をパソコンやタブレット端末、スマートフォンを利用してモニタリングできるサービスも行っていく。イッツコム側でも、太陽光発電システムの稼働状況を遠隔監視できる体制も整えているという。

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