米Gartnerは現地時間2013年5月28日、世界のサーバー市場に関する調査結果を発表した。それによると、2013年第1四半期における世界サーバー出荷台数は230万台で前年同期を0.7%下回った。売上高は同5.0%減の118億2600万ドルだった。

 ベンダー別売上高を見ると、米IBMがシェア25.5%で首位の座を維持した。2位の米Hewlett-Packard(HP)はシェア25.0%と、僅差でIBMを追っている。以下、3位にシェア18.0%の米Dell、4位にシェア4.9%の富士通、5位にシェア4.6%の米Oracleと続いた。

 上位5社のうちDellを除いた4社は前年同期より売上高が減少し、シェアが縮小した。IBMの売上高は前年同期比13.6%減、HPは同14.4%減、富士通は同6.9%減少し、中でもOracleは同27.2%減と大幅に落ち込んだ。一方Dellは同14.4%成長した。

 x86サーバーは出荷台数が横ばいだったものの、売上高は前年同期比1.8%増加した。RISC/ItaniumベースのUNIXサーバーは、出荷台数が38.8%減、売上高が35.8%減と低迷した。

 地域別では、アジア太平洋地域と米国が成長した以外は、いずれの地域も出荷台数と売上高ともに減少した。

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