ジャパンケーブルネット(JCN)とジャパンイメージコミュニケーションズ(JIC)は2013年5月27日、「旅」をテーマにしたコンテンツのコラボレーションを7月から順次開始すると発表した。

 コラボレーションの第1弾として、新番組「にっぽん!ふるさとスターの旅」を共同で制作する。JCNは自社グループのコミュニティーチャンネル「にっぽんケーブルチャンネル」で、JICは自社運営チャンネルの「旅チャンネル」でそれぞれ放送する。初回放送日はJCNが2013年7月20日、JICは7月13日である。番組制作には、番組で取り上げる地域をサービスエリアとするケーブルテレビ局も協力する。

 同日の会見でJCNは、「わが社とサプライヤー、地元のケーブルテレビ局の三者が参加する取り組みであり、それぞれが番組のプロモーションを行う。地域活性化の面でも貢献できると期待している」と述べた。JICは、「わが社とJCNはそれぞれ地域をテーマにした番組を制作するなど親和性があった。今回、共同で番組を制作しましょうというありがたいお言葉をいただいた」とこれまでの経緯を説明した。

 この番組には、JCNの「にっぽんケーブルチャンネル」の番組である「ふるさとタイム」の各エリア担当の進行役(ご当地出身のタレントなど)が出演し、全国各地の担当エリアを毎話訪問する。各訪問先では、地元ケーブルテレビ局の全面協力を得て、地元局の番組出演者や地域の人気者、ローカルスターたちが案内役となる。とっておきのスポットや独自の風習、郷土のグルメなど、地元ならではのもてなしや個性に富んだ番組進行で、ふるさとの魅力や旅の楽しさを伝える。

 第1回目の放送では、明石ケーブルテレビの協力を得て、兵庫県明石市を取り上げる。旅人として「関西ふるさとタイム」の進行役であるタレントの浜口順子さんとお笑いコンビのパワフルコンビーフが、ふるさとスターとしてクマガイタツロウさんが出演する。

 今回の共同番組制作にあたりJCNは、「にっぽんケーブルチャンネル」を通じて構築した全国のケーブルテレビ局とのネットワークや地域に根付いたメディアとして地元の取材に精通しているメリットを活用する。旅チャンネルは、旅をテーマとした様々な番組制作を手掛けてきた経験や旅観光関連の企業や団体とのネットワークなどを生かす。制作以外の各部門間でも各々の担当者が交流を持ちながら、この共同企画を進めていくという。

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