写真●ManageEngine OpManager 10.1の画面(仮想サーバー構成の3D表示)
写真●ManageEngine OpManager 10.1の画面(仮想サーバー構成の3D表示)
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 ゾーホージャパンは2013年5月27日、システム監視ソフト「ManageEngine OpManager」の新版「バージョン10.1」(写真)を発表、同日出荷を開始した。新版では、VMware vCenter連携や3Dによる仮想環境の可視化など、仮想サーバー環境の監視機能を強化した。開発会社は米ZOHO。

 Webブラウザーからアクセスして利用できるWeb型のシステム監視ソフトである(関連記事:ゾーホー、システム監視ソフト新版でNetApp監視テンプレートを搭載)。サーバー/ネットワークの性能情報やアプリケーションの稼働状況を監視し、測定データを集計してレポートを生成する。オプションでルーター/スイッチのコンフィグ管理もできる(関連記事:ゾーホー、システム監視ソフトにコンフィグ管理機能を追加するプラグインを出荷)。

 システム監視データは、SNMP/WMI、Telnet/SSHコマンド実行、任意のTCP/IPアプリケーションの応答時間、ポートスキャン、Syslogなどで収集する。ある期間における測定値の変化動向やリアルタイムな測定値をグラフ化できるほか、監視データがしきい値を超えた際にアラートを発行できる。さらに、Windows向けにはログ監視エージェントを用意しており、任意のログを対象に、正規表現で指定した文字列を検知した際にアラートを出せる。

 新版では、VMware仮想サーバー環境のシステム監視を強化した。具体的には、VMware環境の管理ソフトであるvCenter Serverから仮想サーバー環境の情報を取得できるようにした。これにより、物理サーバーや個々の仮想サーバーのリソース負荷や稼働状況、ライブマイグレーションの発動などをvCenter ServerからvSphere API経由で得られるようになった。新版ではさらに、仮想サーバー環境の仮想的な構成を3次元画像でビジュアルに表現する画面を追加した。

 価格(税別)は、最小構成となる監視対象50デバイスの場合、売り切り型の通常ライセンスが40万8000円、年間ライセンスが年額17万円。最大構成となる監視対象1000デバイスの場合、売り切り型の通常ライセンスが255万円、年間ライセンスが年額102万円。監視対象が1000デバイスを超える場合は要問い合わせ。