写真●独自のセンサー技術で微妙な動きを高精細に測定
写真●独自のセンサー技術で微妙な動きを高精細に測定
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 米Microsoftは現地時間2013年5月23日、Windowsデバイス向けのジェスチャー入力コントローラー「Kinect for Windows」の次世代モデルを来年リリースすると発表した。

 新たなKinect for Windowsセンサーは、次世代ゲーム機「Xbox One」向けの「Kinect」センサーと共通の技術群を基盤にしている。同社は5月21日に、Xbox Oneを年内に発売すると発表し、Xbox Oneに対応した新Kinectセンサーも年内に投入することを明らかにした(関連記事:Microsoft、次世代ゲーム機「Xbox One」を発表、年内発売へ)。

 新Kinectセンサーは、HDカラーカメラや複数のノイズ遮断機能付きマイクを搭載し、混み合った部屋でも普段どおりに話している声を認識する(写真)。

 独自の深度測定技術「Time-of-Flight」により、手首の回転といった微妙な動き、正確な体の位置、細かい衣類のしわなどを高精細に測定する。

 そのほか、視野角を拡大したことで、さまざまな広さの部屋をサポート。強化した骨格トラッキング機能は手の先や親指も認識し、同時に6人の骨格を追跡できる。新しいアクティブIRセンサーはほぼすべての照明条件に対応するとしている。

 次世代Kinect for Windowsに関する詳細な情報は、6月26~28日にカリフォルニア州サンフランシスコで開催予定の開発者会議「Build 2013」で提供する。

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