OKIデータの平本隆夫社長と、CMに出演する女優の菅野美穂さん
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COREFIDO2 MC780dnf
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MICROLINE VINCI C941dn
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MICROLINE VINCI C941dnでは、透明フィルムにも印刷でき、このようなパッケージの見本も印刷可能だ
MICROLINE VINCI C941dnでは、透明フィルムにも印刷でき、このようなパッケージの見本も印刷可能だ
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OKIデータは、5月22日と23日の10時~17時30分に、「OKI PRNCOM 2013」を東京ドームシティ プリズムホール(東京都文京区)で開催。新製品の活用事例も展示している。
OKIデータは、5月22日と23日の10時~17時30分に、「OKI PRNCOM 2013」を東京ドームシティ プリズムホール(東京都文京区)で開催。新製品の活用事例も展示している。
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 沖データ(OKIデータ)は2013年5月22日、A4対応のカラーページ複合機「COREFIDO(コアフィード)2」シリーズ2機種を7月中旬から、印刷・デザイン業界向きのA3ページプリンター「MICROLINE VINCI(マイクロライン ヴィンチ)」シリーズ3機種を7月下旬から発売すると発表した。

 A4カラー複合機のCOREFIDO2シリーズは「MC780dnf」「MC780dn」の2機種。プリンター、スキャナー、コピー機、スーパーG3ファクスとして利用できる。現在オフィスではA3対応のプリンターや複合機が主流だが、同社の調べによればオフィスで印刷する書類の94.3%がA4判以下。これをA4複合機に置き換えれば、半額以下で購入でき、設置面積も約20%削減できる。ただ、従来のA4対応のページ複合機は、印刷速度がA3対応機に比べて劣るイメージがあった。同社はカラー、モノクロともに毎分40枚印刷できる、高速なA4ページ複合機を投入することで、A4の書類を中心に取り扱う職場での普及を目指す。また、新製品はプリンターとサーバーなどを連携させるアプリケーションの開発に必要なAPIをオープンにしているのも特徴。契約を結べば業種に応じてさまざまなアプリケーションを開発できる。

 従来のCOREFIDOシリーズ同様に、5年間無償で修理などに対応する「5年間無償保証」や、定着器ユニットやベルトユニットなど、トナー以外の消耗品が摩耗したときに無料で交換してくれる「メンテナンス品5年間無償提供」にも対応する。印刷した書類のソートやホチキス止めが自動でできる「フィニッシャ」を内蔵したMC780dnfは希望小売価格が47万400円。フィニッシャの代わりに手動のホチキス止め装置(オフラインステイプラ)を搭載したMC780dnは38万6400円。同社は、2機種で年間2000台を販売する目標を掲げている。

 MICROLINE VINCIシリーズは、印刷・デザイン市場向けのプリンターに同社が付けた新しいブランド名。今回は「C941dn」「C931dn」「C911dn」の3機種を発表した。全てA3ノビ用紙の印刷とPostScriptに対応している。

 最上位機のC941dnは、通常の4色のトナーに加えて「ホワイト」または「クリアー」のトナーを利用できる。これにより、透明なフィルムにも印刷可能で、例えば食品のパッケージデザインのサンプル作りなどに利用できる。価格は146万7900円。下位機種となるC931dn、C911dnはどちらも通常の4色トナーでの印刷になり、プリンター制御部のCPU速度や、内蔵する書体の種類などが異なる。C931dnは94万2900円。C911dnは52万2900円。