米Asymcoが現地時間2013年5月20日までにまとめた調査結果によると、米Appleが直営する小売店「Apple Store」の米国における1店舗当たりの平均売上高は、同年第1四半期(1~3月)に1300万ドルとなり、年末商戦のあるホリデーシーズンを含まない四半期として過去最高となった。また、同四半期における来店客1人当たりの平均購入金額は前年同期の51.75ドルから57.60ドルへと上昇し、こちらも過去最高を更新した。

 Asymcoによると、Apple Storeの1平方フィート当たりの平均売上高は米国の小売業者の中でトップ。2位の宝飾品大手Tiffanyの約2倍、3位のスポーツ用品大手Lululemon Athleticaの3倍に上るという。

 このほか、過去1年間における1四半期当たりの1店舗平均来客数は25万人で、2年前の17万人から大きく伸びている。これに伴い1店舗当たりの従業員数は110人と、2007年から2倍以上に増えている。

 なおAppleが、先ごろ米証券取引委員会(SEC)に提出した四半期報告書(Form 10-Q)によると、同社は2013年1~3月期に米国外でApple Storeを1店舗オープンした。これでApple Storeの世界店舗数は前年同期末時点から39店増え、合計402店になった。Appleは、2014年9月末までに約30店を新たにオープンする計画。このうち4分の3が米国外の店舗となる。

[Asymcoの発表資料]
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