KDDIは2013年5月20日、都内で新製品発表会を開催し、2013年夏モデルのスマートフォン4機種と、関連する新サービスを発表した。

 夏モデルのスマートフォンは例年を大幅に下回る4機種となった。これについてKDDI代表取締役社長の田中孝司氏(写真1)は、「4機種に厳選した」と説明。各機種を「グローバルブランド」「日本ブランド」「定番」「auオリジナル」の4象限に位置付けて紹介した(写真2)。具体的な機種は「Xperia UL」「HTC J One」「AQUOS PHONE SERIE」「URBANO L01」となる。

写真1●KDDI代表取締役社長の田中考司氏
写真1●KDDI代表取締役社長の田中孝司氏
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写真2●4象限に分けて夏モデル4機種を紹介
写真2●4象限に分けて夏モデル4機種を紹介
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 夏モデルの特徴としてはLTEを挙げた。800MHz帯、1.5GHz帯、2.1GHz帯というKDDIが提供する3つの周波数帯に対応する。「KDDIはダブルLTEではなく、“トリプルLTE”でいく」(田中氏)と説明。今後のAndroidスマートフォンはトリプルLTEに対応していく意向を示した。

スマートパスを強化、新たにサポートサービスを提供

写真3●auスマートパスを強化、リニューアルする
写真3●auスマートパスを強化、リニューアルする
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 サービス面について田中氏は、500個のアプリや50GBのストレージを月額390円で提供する「auスマートパス」を振り返り、「2012年3月の開始後、史上最速で600万人を突破した」と語った。このスマートパスについて、「アプリから生活へ」「PULLからPUSHへ」「提供から共創へ」の3つをキーワードに、6月6日よりサービスをリニューアルする(写真3)。

 「アプリから生活へ」という点では、「ぴあ」との連携を紹介。チケットの先行予約や会員限定ライブなど独自サービスに対応する。「PULLからPUSHへ」では、ソーシャルメディアのように新着情報を表示する「タイムラインUI」を披露。空き時間に楽しめる情報が5~15分置きに自動的に配信される。「提供から共創へ」では、ユーザーからの要望や提案を広く募る「auスマパス総会」を検討。「簡単にいえば、au版“やりましょう”をやりたい」(田中氏)と構想を語った。