図●CTCが公開したSPAの全体像
図●CTCが公開したSPAの全体像
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 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2013年5月20日、アサヒカルピスビバレッジ向けに自動販売機の収益管理システムを構築したと発表した。全国に20万台以上ある自販機の採算を1台ごとに管理できるようになる。

 通称「SPA(セールス・プロフィット・アシスタント)」は2012年12月に稼働した。自販機から収集した売上データと、原価や人件費といった経費データを取り込むことで、5年分の損益計算書を自販機ごとに作成できる。アサヒカルピスビバレッジはSPAから得られた情報を自販機の設置場所の開拓や、設置時の費用設定などに生かしている()。

 SPAはCTCと、アサヒグループホールディングス各社に向けてITサービスを提供するアサヒビジネスソリューションズが共同で開発。CTCの大規模開発ツールである「G-PLUS」を活用することで、開発コストの削減や納期短縮、品質向上といった効果も得られたという。