NECは2013年5月17日、同社のロシア現地法人であるCJSC NEC Neva Communications Systems(NEC Neva)の100%出資子会社として、ウクライナに新会社「NECウクライナ」を設立したと発表した。CIS地域における営業体制強化が目的だ。資本金は15万ユーロ。

 NECは1997年にNEC Nevaを設立し、CIS地域においてデジタル交換機の製造・販売を開始した。現在は、デジタル交換機の生産法人から発展して、顔や指紋認証技術を用いた認証ソリューションなど、様々なICT製品とサービスを提供している。2011年にNEC Nevaの配下にウクライナ事業所を開設し、同国での営業活動を行ってきた。

 ウクライナでは、同国の携帯電話事業者による3G/LETサービスの開始に向けた、ネットワークインフラ拡充の需要が今後高まると予想されている。新現地法人はこれらの需要を取り込み、同国およびCIS地域でのビジネス拡大を狙う。