三菱重工業は2013年5月16日、主に三菱重工向けに情報システムの構築や運用・保守を担うグループ会社8社を統合・再編すると発表した。各社が持っていたリソースを有効活用することで、グローバルでIT基盤を強化する。

 統合会社として、7月1日付で「MHI情報システムズ」が発足。長菱ソフトウェアを存続会社に、8社が手掛けるIT事業を統合する。三菱重工が100%出資し、当初の従業員数は1000人ほどになる予定だ。

 統合会社は売り上げの8~9割が三菱重工向けで、外販は1~2割となる見込み。業務の重複を無くすなどして、コストを1割ほど削減できるという。三菱重工はこの4月に、コーポレート改革の一環で、本社や各事業所に散らばっていたシステムの企画・立案機能を本社に集約していた。

発表資料