写真1●600 Applianceの外観
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写真2●600 ApplianceのWeb管理画面
写真2●600 ApplianceのWeb管理画面
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 チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは2013年5月16日、社員100人未満の小規模オフィスを対象としたSMB市場向けUTM(統合脅威管理)ルーター「600 Appliance」(写真1)を発表、同日販売を開始した。価格(税別)は6万4000円からで、既存の「Safe@Office UTMアプライアンス」(5万4000円から)の後継機となる。開発会社は、イスラエルCheck Point Software Technologies。

 SMB市場に向いた、弁当箱サイズのUTM機器である。ファイアウォール(アクセス制御)、VPN(仮想専用線)接続、IPS(侵入防止システム)、ウイルス対策、迷惑メール対策、URLフィルタリング、など、セキュリティゲートウエイに求められる機能群を一通り備える。インターネットと社内LANを接続するエッジ部分に設置して運用する。オプションで無線LANの親機としても使える(国内では今後対応予定)。Web管理画面(写真2)を備え、専任のIT管理者がいないオフィスでも運用できるとしている。

 スペックに応じて3モデルを用意した。(1)「620」は、20人までを推奨。スループットは0.75Gビット/秒、VPN使用時が140Mビット/秒、IPS使用時が50Mビット/秒。(2)「640」は、50人までを推奨。スループット1Gビット/秒、VPN 175Mビット/秒、IPS 67Mビット/秒。(3)「680」は、100人までを推奨。スループット1.5Gビット/秒、VPN 220Mビット/秒、IPS 100Mビット/秒。

 これに対して、600 Applianceの従来機種であるSafe@Officeのスペックは、以下の通りだった。(a)「Safe@Office 500」は、スループット190Mビット/秒、VPN 35Mビット/秒。(b)「Safe@Office 1000N」は、スループット1Gビット/秒、VPN 200Mビット/秒。