NTTぷららは2013年5月15日、NTTドコモが販売している無線LAN専用のスティック型STB「SmartTV dstick01」向けに、ぷららが独自に調達するテレビ向けゲーム配信サービス「ひかりTVゲーム」を提供すると発表した。提供開始時期は2013年8月~9月を予定する。

 ひかりTVゲームは、まず6月にNTTぷららがレンタルを開始する次世代ひかりTVチューナー向けに提供し、その後既存のひかりTV視聴環境でも利用できるようにする計画である。今回は、マルチデバイスでの利用環境整備の一環として、ドコモのdstickも対象とする。

 dstickのユーザーは、docomo IDでdstickにログインした後、dstickのメニューとして追加される「ひかりTV for dstick」ポータル画面で契約をする。月額525円で当初は30タイトルが利用し放題となる。

 ゲームはNTTぷららのサーバー群上で稼働させ、画面やスマートフォン用のリモコンアプリの操作をネットワーク経由でやりとりするクラウドゲーム方式である。当初は、コナミデジタルエンタテインメントの「プロ野球スピリッツ LIVING MANAGER」や、タカラトミーエンタメディアの「人生ゲーム×ひかりTV」などの提供を予定している。

 なお、NTTドコモはdstickに、dマーケットで提供しているコンテンツサービスとして、「dビデオ」「dアニメストア」「dヒッツ」の映像・楽曲配信系の3サービスを提供している。キャリアフリーで提供しているスマートフォン向けゲームサービス「dゲーム」を提供することは今のところ考えていないとしている。

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