写真1●記者発表会を開いた「ソリューション・ブリーフィング・センター」
写真1●記者発表会を開いた「ソリューション・ブリーフィング・センター」
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写真2●「Moment Avenue」ゾーンで遠隔地のオフィスとミーティングを行う社員
写真2●「Moment Avenue」ゾーンで遠隔地のオフィスとミーティングを行う社員
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 ネットワンシステムズは2013年5月15日、東京・丸の内の新本社オフィスに設置した「Innovative Office 見学エリア」を報道関係者に披露した。約1200平方メートルの「見学エリア」は、営業職を中心とした約100人の社員が働く場であるとともに、顧客や取引先に対して同社のソリューションを披露する場でもある。

 同社は2010年から、自らが提供するソリューションを活用して、ワークスタイル改革に取り組んできた。この集大成が新本社オフィスである。新本社オフィスでは、無線環境と仮想デスクトップを前提としたフリーアドレス制を採用。さらに、自宅や客先などの社外からでも、社内と同等のデスクトップ環境が利用できるようにネットワーク環境を整備した。こうした環境で社員の生産性を上げるために、人事面でもテレワーク制度を導入している。

 今回、披露した「見学エリア」には、在宅勤務や移動中、グループディスカッションなどのシチュエーションを想定したゾーンを設置。このほか、ソリューションのデモ施設である「ソリューション・ブリーフィング・センター」を備える(写真1)。

 記者発表会を開いた当日も、「見学エリア」では実際に社員が働いていた。「Theater」と名付けられたゾーンで企画を披露する社員、「Moment Avenue」という名のゾーンでビデオチャットやデスクトップ共有機能を活用してミーティングを行う社員など、報道関係の見学者がいる中でも実務を進めていた(写真2)。

 同社が「見学エリア」を設置した目的は、「実際に働いている社員の様子を見てもらうことで、お客様に具体的な活用方法や効果を体感していただく」(ビジネス推進グループ第2製品技術部の松本陽一部長)ことである。単にデモンストレーションを見せるだけでなく、実務の中で効果があることをアピールし、商機につなげていくことを狙う。