米Microsoftは現地時間2013年5月14日、「Windows 8」改良版の正式名称を「Windows 8.1」とし、年内に無償アップデートを実施すると発表した。Windows 8改良版はこれまで「Windows Blue」の開発コード名で呼ばれていた。

 Windows 8.1アップデートは、Windows 8向けアプリケーション配信/販売サイト「Windows Store」を通じて提供する。

 同社はWindows 8.1のパブリックプレビュー版を、カリフォルニア州サンフランシスコで開催予定の開発者向け会議「Build 2013」で6月26日に公開する。Windows 8および「Windows RT」ユーザーを対象に提供する。

 正式版のリリース日程については明らかにしていないが、同社Windows担当最高マーケティング責任者(CMO)兼最高財務責任者(CFO)のTami Reller氏は、OEMパートナーがホリデーシーズン向けに搭載デバイスを発売できるよう間に合わせる意向を示した。また、7インチあるいは8インチモデルのタブレット端末も登場する予定だと述べた(米Computerworldの報道)。

 Windows 8.1の詳細な内容は不明だが、Reller氏は5月7日に「サイズ、ディスプレイ、バッテリー寿命、性能などさまざまな要素に関する最新の開発を盛り込む」と述べている(関連記事:Microsoft、Windows 8の改良版「Windows Blue」は今年後半にリリース)。またその際、Windows 8のライセンス販売数が1億本を超えたこと、Windows 8およびRT対応の認定デバイスが2400種類に拡大していることなどを報告したが、今回、Windows Storeのアプリケーションが7万種類を超えたことも明らかにした。

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