写真●EasyBlocks Webフィルタリング用Proxyモデル powered by i-FILTER小規模版の外観
写真●EasyBlocks Webフィルタリング用Proxyモデル powered by i-FILTER小規模版の外観
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 ぷらっとホームは2013年5月14日、URLフィルタリング用途のWebプロキシーサーバー機器「EasyBlocks Webフィルタリング用Proxyモデル powered by i-FILTER」の製品ラインを拡充し、新たに端末50台規模までの中小企業や支店に向いた「小規模版」(写真)を出荷した。価格はオープンだが、同社オンラインショップでの価格(税込み)は、既存モデルの42万8000円に対して、小規模モデルは22万円。

 小型アプライアンスきょう体の「EasyBlocks」を使ったURLフィルタリング機器である。アクセス透過型のWebプロキシーサーバーとして動作するので、端末(パソコンなど)から見てゲートウエイ(ルーター)の手前にインラインで設置して運用する。これにより、社内LANからインターネットへのWebアクセスを検閲する。ルールの設定によって仕事と関係のないURLへのアクセスを制御するほか、マルウエアによる外部の危険なWebサイトへのアクセスも制御する。

 URLフィルタリングのエンジンとしては、デジタルアーツのURLフィルタリングソフト「i-FILTER」を搭載する。フィルタリングルールとしては、ブラックリスト/ホワイトリストによる対象URLの指定、デジタルアーツのカテゴリーデータベース(全21分野92カテゴリー)を利用したカテゴリー別での対象URLの指定、ファイルアップロードやPOSTメソッドの禁止、など各種の方法がとれる。

 今回出荷した小規模版は、既存モデルよりもハードウエアスペックを抑えて低価格化したモデルであり、より中小規模の組織に向く。既存モデルは端末台数で推奨100台程度(最大250台程度)を想定しているが、小規模モデルは推奨50台程度(最大100台程度)を想定している。キャッシュ領域(RAMディスク)は、既存モデルが1536Mバイトで、小規模モデルが512Mバイト。スループット性能は、既存モデルと小規模モデルともに約170Mビット/秒。なお、運用管理機能の一つとして、Syslog形式のログを生成して外部Syslogサーバーに転送する機能も備える。