写真●Google Driveのストレージプランのページ
写真●Google Driveのストレージプランのページ
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 米Googleは現地時間2013年5月13日、オンラインストレージ「Google Drive」、Webメールサービス「Gmail」、SNS「Google+」で、ストレージを合計15Gバイトまで無料で利用できるようにすると発表した。

 従来は、Gmailに10Gバイト、Google DriveとGoogle+フォト用として5Gバイトが割り当てられていた。今後はまとめて15Gバイトを使えるので、Gmailのデータ量は少ないが、Google Driveには大量のデータを保存するといったユーザーも、サービスごとの上限を気にする必要がなくなる。

 ストレージ容量の統合にともない、Google Driveのストレージプランのページをアップデートする(写真)。ページの左に表示される円グラフにマウスのカーソルを合わせると、現在Gmail、Google Drive、Google+フォトで使用している容量の割合を確認できる。

 容量を拡大したいユーザーは、月額4.99ドルの100Gバイトプラン、月額9.99ドルの200Gバイトプランにアップデートできる。これまで月額2.49ドルで提供していた、25Gバイトプランはなくなる。

 また有料プランにアップグレードした場合、Gmail容量が最大25Gバイトになる従来のボーナスストレージは撤廃される。

 これらの変更は、今後数週間かけて実施する。なお、オンラインアプリケーションスイート「Google Apps」のユーザーは、合計30Gバイトまで無料で利用できる。

 競合オンラインストレージを見ると、無料ストレージ容量は米Dropboxが2Gバイト(紹介ごとに500Mバイト追加で最大18Gバイト)、米Microsoftの「SkyDrive」が7Gバイト、米Appleの「iCloud」と米Amazon.comの「Cloud Storage」が5Gバイトとなっている(米Christian Science Monitorの報道)。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]