写真●「Dojo Ver.5.0」のテンプレート編集画面
写真●「Dojo Ver.5.0」のテンプレート編集画面
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 テンダは2013年5月14日、ソフトウエアの操作マニュアルやeラーニングコンテンツを自動作成するソフト「Dojo(ドウジョウ)」の新版、「Dojo Ver.5.0」(写真)を発表した。同社 常務取締役の中村繁貴氏は、新版について、「タブレット端末に最適化したコンテンツを作成するための機能を追加した。eラーニングをタブレットに配布したいという要望は多い。今回の機能拡張により、教育コンテンツ作成用途の色合いを強められた」と説明した。

 Dojoは、Windowsアプリケーションの操作を記録して、静的コンテンツ(Word、Excel、PowerPoint、PDF、HTML、OpenOfficeなど)、および動的コンテンツ(DHTML、Flash、AVI、SCORMなど)に出力するソフトだ。画面キャプチャーや操作内容を、指定したテンプレートに自動配置し、マニュアルやデモコンテンツ、eラーニングコンテンツの作成を支援する。

 今回のアップデートでは特に、タブレット端末での閲覧に最適化したコンテンツを作成するための機能を拡張した。新たにタブレット端末向けのデザインテンプレートを追加している。従来は、iOSやAndroid OS搭載端末向けコンテンツの作成では文字情報を画像として扱っていたが、新版では文字情報をテキストで出力することで、タブレット端末上でも文字を読みやすくした。また、iPad miniに最適な解像度での出力に対応した。

 そのほか新版では、出力後の編集画面へのドラッグ&ドロップによる画像の挿入や、コンテンツのサムネイルでの表示、サムネイルのドラック&ドロップによる移動を可能にした。さらに、ツールバーにリボンUI(ユーザーインタフェース、写真)を採用した。

 同ソフトの対応OSは、Windows XP Professional SP3/Vista Business SP2/7 Professional/7 Professional SP1。

 価格は、USB装着またはパラレルポート装着型のライセンスキーを用いる「スタンドアロン版」が80万円(同時アクセスユーザー数1人の場合)から。共用ネットワーク上のライセンス認証サーバーにインストールして利用する「フローティング版」では120万円(同時アクセスユーザー数2人の場合)から。5月21日に出荷を開始する。