写真1●各政党の「LINE公式アカウント」
写真1●各政党の「LINE公式アカウント」
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 無料通話・メッセージアプリ「LINE」を提供するLINEは2013年5月13日、インターネットを使った選挙運動を解禁する公職選挙法改正法案が先月19日に成立したことを受け(関連記事)、各政党の「LINE公式アカウント」を開設すると発表した。

 13日からLINE公式アカウントを開設したのは、自由民主党、民主党、日本維新の会、公明党、みんなの党、生活の党、日本共産党、社民党、みどりの風、新党改革の各政党(写真1)。各政党は、有権者の情報収集や投票率増加を目的に、今夏の参議院議員選挙終了まで、モニター(無償)としてLINE公式アカウントを利用する。なお、モニター期間終了後、LINEは政党向けの公式アカウントサービスの有償提供を検討する予定である。

 各政党はLINE公式アカウントを開設することで、各公式アカウントをフォロー(「友だち」追加)したLINEユーザーに対して政策やマニフェストなどのテキストや、画像、動画などを配信できる。また一定の時間、ユーザーからの意見を募集する「ON AIR機能」を利用することで有権者の意見などを受け取れる。

 なおLINE公式アカウントは、LINEが提供する専用の情報発信ツールによって運用され、各政党は「友だち」に追加したユーザーのIDを閲覧したり、個別のユーザーとコミュニケーションしたりすることはできない。