岡三オンライン証券は2013年5月13日午前9時15分から、東京証券取引所に上場する日本株に関する売買取引の受注を停止している。同社は野村総合研究所(NRI)の証券会社向けバックオフィスシステム「THE STAR」の共同利用サービス(ASP型サービス)を利用している。同システムと東京証券取引所間で回線障害が発生したことが原因だという。大阪証券取引所に上場する株式については、注文を受け付けている。

 岡三オンライン証券によると、13日午前8時頃に回線障害が発生し、午前9時15分には東京証券取引所に上場する日本株について全ての注文の受注を停止した。回線障害は午前10時30分頃に復旧し、午後12時10分から既に受付済みの取引注文については順次、再発注処理を実施している。新規の注文受付は、再発注処理完了後に開始する見通し。

 同社によると、1日あたりの平均約定件数は4月の実績で約7万4000件。その過半は午前中の取り引きによるものだという。

■変更履歴
公開当初、第二段落で「岡三証券によると」としていましたが、正しくは「岡三オンライン証券によると」です。お詫びして訂正いたします。本文は修正済みです。 [2013/05/13 18:45]