写真1●現地時間5月13日に発表されたXperia ZR
写真1●現地時間5月13日に発表されたXperia ZR
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●ブラック、ホワイト、ピンク、ミントの4色で展開する
写真2●ブラック、ホワイト、ピンク、ミントの4色で展開する
[画像のクリックで拡大表示]

 ソニーモバイルコミュニケーションズは現地時間2013年5月13日、約4.6インチのHDディスプレイを搭載するグローバルモデルのAndroidスマートフォン「Xperia ZR」を英国で発表した(写真1)。ブラック、ホワイト、ピンク、ミントの4色で展開する(写真2)。通信事業者などは明らかにされていないが、日本でも今夏、同等機種の発売を予定している。

 Xperia ZRのディスプレイサイズや形状は、先行してグローバル展開している「Xperia Z」(関連記事)とは異なりコンパクトだが、機能的にはXperia Zに近い。ソニー製の積層型CMOSイメージセンサー「Exmor RS for mobile」を採用した約1310万画素のカメラ機能は、HDR(ハイダイナミックレンジ)ビデオに対応。逆光時など明暗差があるシーンでも自然な印象の動画を撮れる。撮影時のシャッターは画面タッチだけでなく、本体側面に物理的なカメラキーを配置。スリープ時でもカメラキーの長押しでカメラを素早く起動して撮影できる。

 Xperia ZのフルHD(1920×1080ドット)ディスプレイとは異なり、Xperia ZRはHD(1280×720ドット)対応となるが、映像関連機能はそん色ない。高輝度・高精細を実現する「Reality Display」やソニーの画像・映像処理技術である「モバイルブラビアエンジン2」を採用し、鮮やかな映像表現を得られる。NFCも搭載。対応スピーカーや対応ヘッドホン、対応ストレージにかざすことで、“ワンタッチ”で音楽を再生したり、写真や動画などをバックアップしたりできる。

 防水・防塵にも対応。防水性能はIPX5/8等級となり、スペック上はXperia ZのIPX5/7等級を上回っている。防塵はIP5X等級である。外形寸法は高さ約131.3mm×幅約67.3mm×厚さ約10.5mm、重量は約138g。SoCは1.5GHz動作のAPQ8064+MDM9215M Quad Coreで構成、RAMは2Gバイト。OSはAndroid 4.1。バッテリー容量は2300mAhで取り外しが可能である。