写真●ONE's SFAの画面(画面はオンプレミス版のもの)
写真●ONE's SFAの画面(画面はオンプレミス版のもの)
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 スーパーワンは2013年5月10日、タブレット端末専用の営業支援システム「ONE's SFA」(写真)の販売形態を拡充し、新たにサーバー機能をSaaS型で提供する「ONE's SFA for SaaS/クラウド」を発表した。2013年7月31日に開始する。SaaS版のライセンス価格(税別)はタブレット1台当たり月額1350円から。これに対して、既存のオンプレミス版は、最小構成(200台まで)で300万円。

 タブレット端末(iPad、Android)専用の営業支援システムである。タブレット上に専用のクライアントアプリケーション(無償)をインストールして使う。サーバーはWebアプリケーション(Linux/PHP)として実装してあり、Web(HTTP)を介してアクセスする。サーバーの提供形態として、オンプレミス版(売り切り型のサーバーソフト)のほかに、SaaS版(IaaSであるAmazon EC2上で提供)を用意している。

 営業支援機能を提供する。具体的には、(1)日報(行動履歴)や行動予定を管理するスケジューラー機能、(2)社内文書(画像/動画/PDF/HTML)を共有/検索/閲覧する機能、(3)複数の文書の一部分だけを組み合わせてブック形式のプレゼン資料を独自に作成する機能、(4)サーバー側で作成した顧客向けアンケートにタブレットから入力/回答する機能、---などで構成する。

 サーバーに対する文書ファイルの登録などは、Webブラウザー(クライアント画面はMicrosoft Silverlightで実装)から行う。複数の文書に対して、タイトルや分類などの付与情報を表形式で一括設定できる。文書はフォルダー形式で管理可能で、ここで設定したフォルダー構造が、そのままタブレット側で再現される。また、部門や部署ごとに文書へのアクセス権限を付与できる。タブレットのデバイスIDなどを使ってアクセスを制御する。