写真●「グルコカードGブラック」の外観
写真●「グルコカードGブラック」の外観
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 アークレイは5月8日、測定した血糖値データを無線通信でスマートフォン用アプリなどに転送する機能を持つ自己検査用グルコース測定器「グルコカードGブラック」を発売した。

 Bluetooth規格に対応しており、スマートフォン用糖尿病管理アプリ「スマートe-SMBG」への測定データ転送が可能(現時点ではiPhone版のみ対応、アプリの利用料無料)。加えて、糖尿病管理サイト「糖尿病ケアサービス e-SMBG」(利用料無料)へ送信も可能。糖尿病管理サイトには、血糖値が患者があらかじめ設定した値より高いまたは低い状態になった場合、登録したアドレスにアラートメールを送信する機能がある。

 患者が利用しやすいように、視覚的な面を重視。カラー液晶画面を採用し、操作方法をイラストで説明しているほか、血液量の不足などのエラー発生時に対処方法が画面に表示される。測定結果や測定値の平均値などを、グラフや図表で確認できる。
 
 データ管理面では、測定結果の検索機能を搭載。低値・高値の発生時期や頻度も簡単に把握できる。測定値に、食後経過時間や測定タイミング(毎食前後、就寝前、夜間など)を後から追加可能。アラームは7つまで設定できる。

 大きさは41×84×26ミリ、重量は75g、単4型アルカリ乾電池2個で1000回以上の測定が可能。希望価格は9000円(税別)。