写真1●「ALCATEL ONE TOUCH」ブランドのスマートフォンなどを展示
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 カーナビゲーションシステムやPC周辺機器などを開発・販売するアール・ダブリュー・シーは、中国TCL Communicationが展開する「ALCATEL ONE TOUCH」ブランドのスマートフォンを今秋より国内販売することを明らかにした。SIMフリーで提供する。

 同社は2013年5月8日から10日まで東京ビッグサイトで開催されている「スマートフォン&モバイルEXPO春」に、「ALCATEL ONE TOUCH」ブランドのスマートフォンのほか、今後同社が販売を検討しているTCL製のスマートフォンなどを出展している(写真1)。

 国内で販売を予定するのは、厚さが約6.45mmで、4.7インチの有機ELディスプレイを搭載する「ALCATEL ONE TOUCH」ブランドのスマートフォン(写真2、中国での製品名は「TCL S850」)や、TCL製のスマートフォンに独自アプリをインストールして特定ユーザー向けにカスタマイズを施した機種(写真3)など。

写真2●厚さが約6.45mmの「ALCATEL ONE TOUCH」ブランドのスマートフォン
写真2●厚さが約6.45mmの「ALCATEL ONE TOUCH」ブランドのスマートフォン
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写真3●特定のユーザー向けにカスタマイズを施した機
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写真4●TCL製スマートフォンをベースにした「ナビスマホ」
写真4●TCL製スマートフォンをベースにした「ナビスマホ」
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 前者は4万~5万円、後者は2万9800円程度での販売を検討しているという。通信方式はいずれもW-CDMAに対応。NTTドコモのMVNOとして通信サービスを提供する事業者のSIMカードなどと組み合わせた利用を想定している。販路はECサイトのほか、大手量販店とも交渉中だという。

 アール・ダブリュー・シーは前述の機種以外にもTCL製スマートフォンを取り扱う可能性があるとしており、例えばTCLがローエンド向けに展開している機種を、1万円を切る価格で販売することなどを検討しているという。

 展示ブースには、「ナビスマホ」と名付けたナビゲーション用途向けスマートフォンなども展示されていた(写真4)。特定用途や特定のユーザー向けにカスタマイズするといったニーズにも、こうしたSIMフリーのスマートフォンが使われていきそうだ。