SAPジャパンは2013年5月9日、インメモリープラットフォーム「SAP HANA」を基盤とした中堅中小企業向け基幹業務システム「SAP Business One, version for SAP HANA」を同日より提供開始すると発表した。

 SAP Business One, version for SAP HANAは、基幹業務システムの「SAP Business One」とHANAを共に提供することで、アナリティクスと大量のトランザクション処理が可能となったシステム。トランザクション処理とアナリティクスの両方をリアルタイムで行うため、データウェアハウスを別に準備する必要がないという。

 HANA対応バージョンとなったことで、エンタープライズサーチが可能となった。システム全体に対する検索が可能で、検索結果をさらにドリルダウンして伝票などの情報にもアクセスできる。また、シミュレーションにもとづくキャッシュフロー予測など、負荷の高い分析処理も可能だという。