米Microsoftは現地時間2013年5月7日、Web版オフィスアプリケーション「Office Web Apps」の今後の計画について発表した。リアルタイムの共同編集機能をはじめ、クラウド上でのコラボレーションを簡素化する数々のツールを追加する(Microsoftが公開した紹介ビデオ:YouTube)。

 同社マーケティングマネージャーのAmanda Lefebvre氏は、Office Web Appsの目的について、「Officeドキュメントの作成開始から完成まですべてWeb上で行えるようにすること」と述べている。そのために、ユーザー体験、ソーシャルおよびコラボレーション、幅広いプラットフォーム/ブラウザーサポートの強化に注力するとしている。

 リアルタイムの共同編集機能により、他のユーザーが現在実行している作成や変更を、再読み込みすることなく確認できる。すでに「PowerPoint Web App」でリアルタイム共同編集機能の実装を始めており、今後数カ月で速度など性能向上を図るとともに、他のアプリケーションでも順次利用可能にする。

 また、Android搭載タブレット端末からも「Chrome」ブラウザーを介してOffice Web Appsを利用できるようにする。現在「Windows 8」搭載タブレットや米Appleの「iPad」で利用できるのと同様の機能をAndroid搭載タブレット端末にも提供する。

 そのほか、「Word Web App」に探索・置換機能を追加するなど、ユーザーの要望に応えた機能強化を進めるという。

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