写真●セレージャテクノロジーの山尾恭生代表取締役
写真●セレージャテクノロジーの山尾恭生代表取締役
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 セレージャテクノロジーは2013年5月8日、アジアにおける5月7日時点のFacebook推定ユーザー数を発表した。今回の調査では、アジア全体のユーザー数が、4月8日の前回調査と比較して57万人増加。日本国内のユーザー数も、前回調査比で25万人増加したとしている。

 今回の調査で、アジアにおける推定ユーザー数1位はインドで6384万人。インドは2012年1月の調査から15回連続で1位となった。2位はインドネシアで4795万人、3位はフィリピンで3032万人。日本の推定ユーザー数は1378万人でアジア5位だった。

 人口に占めるユーザー数の割合は、1位が台湾で57.5%、2位は香港で54.0%、3位はブルネイで52.2%。日本は10.9%で15位となっている。

 セレージャテクノロジーは、ECサイトの構築・運用支援、および日系企業が台湾、マレーシア、シンガポールなどのアジア地域でEC事業やWebサービスを立ち上げる支援を行っている。ライブドアでEC事業の役員を務めた経験を持つ山尾恭生氏(写真)が2006年に設立した。現在、元ライブドアのEC事業メンバーを中心としたエンジニア7人が在籍する。

 同社は、Facebookの広告ツール(広告主として掲載広告を発注するための見積もりツール)を使ってアジア各国のFacebook推定ユーザー数を集計し、月1回発表している。

 「今月の調査結果から分かるように、台湾、香港などのアジア地域では人口のおよそ半数がFacebookユーザーであり、Web関連の事業を行う場合にFacebookが重要なインフラになっている。アジア進出を検討する企業に対してこの状況を説明するデータとして、2011年1月からアジア各国のユーザー数の定点観測を開始した。また、当社がアジア地域に強い事業者であるという広告を兼ねて、毎月データの公表も行っている」(山尾代表取締役)。