ノーチラス・テクノロジーズは2013年5月8日、同社の流通BMSパッケージソフト「UJX」の運用を、ユーザー企業に代わってクラウド上で行うというサービス「Node0 EDI」を発表した。ユーザー企業は、UJXのライセンスやITインフラの使用料、運用費用などをまとめて月額課金でノーチラスに支払う。ITインフラには「Amazon Web Services(AWS)」を使用する。

 ノーチラスは、UJXのインストールやクラウド上での高可用性対策、24時間365日の運用監視などをサービスとして提供する。ノーチラスの神林飛志社長は、「流通BMSのようなEDIシステムは長期運用が必要なので、ユーザーがハードウエアの寿命などを気にする必要が無いクラウドで運用するのが向いている」と語る。UJXのライセンスは、ユーザー企業に帰属する契約となっているため、UJXの運用をクラウドからオンプレミスに移行したり、AWS以外のクラウドに移行したりすることが可能である。

 Node0 EDIのサービスには、ユーザー企業向けの「Node0 EDI-Server/Client/Web」と、VAN事業者・卸売事業者向けの「Node0 EDI-For Service」の2種類がある。後者のNode0 EDI-For Serviceは、VAN事業者などがNode0 EDIの仕組みをバックエンドに使用して、小売り事業者向けのEDIサービスを提供するための仕組みである。