日本デジタル配信(JDS)は2013年5月7日、Android搭載タブレット向けにアプリケーションを提供できるプラットフォームを開発し、5月17日から全国のケーブルテレビ事業者向けに提供すると発表した。

 このプラットフォームでは、全国的に利用ニーズの高い天気情報や災害情報、交通情報、地域情報といったアプリケーションを用意し、ケーブルテレビ事業者が必要とする地域の情報にカスタマイズする。JDSは、これらのアプリケーションを対象タブレット端末にプリインストールし、タブレット端末と共にケーブルテレビ事業者経由でケーブルテレビ加入者に提供する。同プラットフォームの管理画面を利用することで、ケーブルテレビ事業者自身で、アプリケーション毎に配信設定をすることが可能となり、ケーブルテレビ事業者が独自で作成するWebサイト情報との連携も「容易に行うことが可能」という。

 また、同プラットフォームではJDSが提供しているCableGateサービスにも対応する。例えば、おすすめ番組情報や電子番組表、家庭内のホームネットワーク(有線/無線LAN)を使ったリモコン機能、DLNA機能による放送番組転送視聴および録画番組転送視聴などが利用できる。家庭内の好きな場所でタブレット端末を使ってケーブルテレビを楽しむことができる。

 既に2013年1月に、イッツ・コミュニケーションズ向けにエリア限定でのサービス提供を開始している。また、これまでに入間ケーブルテレビと南東京ケーブルテレビによる採用が決定しているという。

 このほか、ジュピーターテレコム(J:COM)が無料トライアルとして実施しているタブレットを活用した暮らしのサポート「J:COM くらしのナビゲーション(仮)」にも、同プラットフォームとアプリケーションの一部が利用されているという。

 JDSでは今後、ケーブルテレビ事業者の要望にあわせて、買物支援やクラウドソーシング(仕事紹介含む)、SNS連動のソーシャルコマース、教育、学習、HEMS、ヘルスケアなどのアプリケーションや、ポイントプログラム制度の導入にも取り組んでいく。

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