ネットワンシステムズは2013年4月25日、2013年3月期連結決算を発表した。売上高は1548億6900万円で前年同期比1.8%減だったが、営業利益は84億5100万円で同44.5%減と落ち込んだ。

 官公庁・自治体向けの市場は回復したものの、一般企業や通信事業者・ISP向けの市場は低調だった。利益率の高い製品の売上高が減少したほか、外注費など売上原価の増加により利益が低下したという。なお富士通ネットワークソリューションズから提起された損害賠償請求の和解金として3億100万円を特別損失として計上している。

 商品群別の売上高は、ネットワークが847億1500万円(同10.7%減)、プラットフォームが198億300万円(同39.5%増)、サービスが503億5000万円(同3.6%増)だった。

 2014年3月期は企業業績の回復を期待した設備投資意欲の向上を予想しているほか、パートナー企業との連携をさらに深めてマーケティング活動を強化するなど、売上高1620億円、営業利益110億円を見込んでいる。商品群別の売上高見通しはネットワークが860億円、プラットフォームが219億円、サービスが541億円。