写真●SGI InfiniteStorage Gatewayの外観
写真●SGI InfiniteStorage Gatewayの外観
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 日本SGIは2013年4月25日、自動的に動作するILM(階層型ストレージ管理)機能を備えたNASゲートウエイ装置「SGI InfiniteStorage Gateway」(写真)を発表、同日販売を開始した。2013年6月中旬から出荷する。テープライブラリーや外付けストレージを束ねたストレージプール全体で、アクセス頻度に応じて自動的にデータを移動させることができる。

 サーバー機からは論理的に1台のNAS(CIFS/NFS)としてアクセスする。データは外付けSANストレージ(iSCSI/FibreChannel)や内蔵ディスクに格納する。外付けSANストレージとして、低速な大容量ディスク装置のほか、テープライブラリーなどを想定している。

 同社の動的ILMソフト「SGI DMF」をPCサーバーにプリインストールした、4Uラックマウント型のアプライアンス機器である。内蔵ディスクはニアラインSASで、これがティア1(最もアクセス頻度が高いデータを格納する最も高速なストレージ)となる。SAN接続インタフェースとしては、iSCSI(10Gビットイーサネット)とFibreChannel(8Gビット/秒)のポートを備える。

 製品ラインアップは、内蔵ハードディスクと動的ILMソフトの容量ライセンスに応じて、2モデルを用意した。価格(税別)は、内蔵116Tバイト(総データ量500Tバイトのライセンス付き)が1756万7000円。内蔵276Tバイト(総データ量1ペタバイトのライセンス付き)が2744万3000円。