ノーチラス・テクノロジーズは2013年4月23日、ユーザー企業の基幹系システムを「Amazon Web Services」上に構築し、運用を代行するサービス「Node0 UC」を開始した。ノーチラスがユーザー企業に代わって米アマゾン・ウェブ・サービスとクラウドの利用契約を結び、AWS上でのシステムの構築や障害対策、運用監視、トラブル対応などを代行する。

 ノーチラスは同時に、アンデルセングループがノーチラスの運用代行サービスを使って、原価計算などの生産管理システムをAWS上に新規構築し、運用を開始したと発表した。アンデルセングループの生産管理システムは、分散バッチ処理ソフト「Hadoop」を使って基幹系バッチ処理をするためのフレームワークである「Asakusa Framework」を使って開発した。

 Node0 UCでは、AWS上でのシステム設計や運用設計、オンプレミスからの移行計画立案、AWS上で稼働したシステムの障害対策やバックアップ、および24時間体制での運用監視を行う。障害復旧の手順は、AWSが備えるシステム管理API(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)などを呼び出すスクリプトを用意することで、多くの部分を自動化しているという。