サイバネットシステムは2013年4月23日、企業クライアントのOSをWindows XPからWindows 7に移行するクラウドサービス「Windows 7ユーザーデータ移行支援サービス」を発表した。5月8日に販売開始する。価格(税別)は、1台当たり5000円(500台の移行を依頼した場合)。

 旧式パソコン(Windows XP搭載機)から新型パソコン(Windows 7搭載機)にデータを移行するサービスである。あらかじめ新旧両方のパソコンに専用のエージェントソフトをインストールした状態で利用する。サイバネットシステム側からネットワーク経由でエージェントに指示を出し、これらの間でデータを移行する仕組み。

 移行対象データや移行スケジュールなどは、ユーザー企業の情報システム部門がサイバネットシステムと事前に話し合って決める。移行作業を実施するのはサイバネットシステムであって、ユーザー企業の情報システム部門が移行のために管理画面やツールを操作することはない。

 移行対象となるデータは、ユーザーデータ(マイドキュメントやデスクトップにあるファイルやフォルダ、個別に指定したフォルダ)やOS設定(Internet Explorerの設定やネットワークプリンタの設定など)である。さらに、Outlookのデータ(メールデータ、アカウント情報、アドレス帳)など個々のアプリケーションデータも対象にできる。任意のレジストリ内容の反映などもカスタマイズで請け負う。