名刺管理クラウドサービスを提供するSansan(旧社名:三三)は2013年4月23日、ニッセイ・キャピタルなどを割当先とする総額5億円の第三者割当増資を発表した。調達資金は、主に個人向け名刺管理アプリケーション「Eight」の開発とマーケティングにあてる計画だ。

 同社は、2009年6月にも、サイバーエージェント、リクルートインキュベーションパートナーズ、GMO VenturePartnersを引受先とする総額5000万円の第三者割当増資を実施。今回は2回目の資金調達になり、既存株主のGMO VenturePartnersからは追加投資を受ける。

 Eightは、スマートフォンのカメラ機能を使って紙の名刺をデータ化するアプリケーション。スマートフォンで撮影した名刺の画像は、同社の入力センターに送信され、オペレーターが手作業でデータを入力してクラウド上に保管する。同アプリから、(1)クラウド上の名刺を閲覧する、(2)名刺に記載された電話番号へ電話をかける、(3)会社住所を地図上に表示することなどが可能だ。