米IBMは現地時間2013年4月22日、自動アプリケーション更新技術の米UrbanCodeを買収したと発表した。買収金額などの詳細な条件については、明らかにしていない。IBMはこの買収で、「DevOps」と呼ばれる開発者向け運用管理ツールの強化を図る。

 IBMは、自社のクラウドサービス「SmartCloud」や「Worklight」をはじめとするモバイルソリューション「MobileFirst」に、UrbanCodeのソフトウエアを組み込む。UrbanCodeの技術により、企業はモバイル、ビッグデータ、クラウド、ソーシャル関連アプリケーションの迅速な配信とアップデートを実現できる。短時間でアプリケーションやサービス全体の品質を向上することで、リスクとコストの削減につなげられるとしている。

 またUrbanCodeのソフトウエアは、従来のミドルウエアやデータベース、ビジネスインテリジェンス(BI)アプリケーションにも対応する。

 IBMは今後、UrbanCodeのソフトウエアの提供と強化を継続しつつ、IBM製品との統合を進めるとしている。

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