楽天子会社のカナダのコボは2013年4月19日、電子書籍サービス「koboイーブックストア」に対応した日本向けのiOSアプリ「楽天kobo」を無料公開した。同サービスでは、これまで3機種の専用端末とAndroidアプリを提供していたが、今回のiOSアプリの投入で、電子書籍を読める端末がアップルのiPadやiPhoneにも拡大した。
iOSアプリは、コミックや雑誌といったカラーのコンテンツの表示に対応する。ただし、電子書籍の購入はできない。Webブラウザーであらかじめ「koboイーブックストア」を開いて購入。その後、iOSアプリでコンテンツをダウンロードして利用する。このほか、Facebookとの連携機能を搭載。koboイーブックストアを利用している友達をアプリ内に表示できる。
koboイーブックストアは、3月末日現在で約12万8000点の日本語コンテンツを収録する。楽天によれば、今後もパソコンで電子書籍を読めるソフトの提供などを検討し、利用できる端末の数を増やす計画だという。